アトピーの治療
アトピーは各人によって合併症も多く、各種の化粧品や、塗り薬、洗剤などによる接触性皮膚炎もありますし、黄色ブドウ球菌などによる伝染性膿痂疹などの感染症、白内障や網膜剥離などの眼科疾患もけっして稀ではありません。そんな点からも各人に適した治療をしたいところです。
しかし、このアトピー疾患を一般的に行っている病院での治療は、根治が目的とはなってはおらず、具体的には薬物などによる対症療法であり、残念ながら現状の医療技術ではアレルギーの発症を抑える方法は無いのが実態です。
幼少期の食物の影響が強い症例などでは原因となるアレルゲンを特定できる場合もあるのですが、それ以外では困難で、更には、代表的なアレルゲンであるダニやハウスダストを生活環境から根絶することも現実的には不可能なことです。
医療機関で一般的に処方される薬物は副腎皮質ホルモン剤であるステロイドが主流となっていて、これには免疫反応の過剰を抑制してアトピー症状を和らげる効果があるとされています。
但し、ステロイドを長期間使用すると皮膚萎縮や、皮膚感染症の誘発、毛細血管拡張などの副作用が生じることがあり、ステロイドを中止した時のリバウンドも大きな問題となっています。
他にも非ステロイド系や保湿剤なども使用されますが、どれも各人との適性を確認していかないと有効かどうかははっきりしません。
そんなことから、普段の食生活や、ストレス対策、漢方薬やサプリメントなどによる体質改善的治療も重要視されており、口コミでの対処法も盛んにネットで流れています。特にサプリメントは食事の補助として手軽に取り組めるので試している人が多いようです。